三重のふるさと応援カンパニー推進事業

上野キヤノンマテリアル株式会社(伊賀市)×西山自治会(伊賀市)

上野キヤノンマテリアル株式会社は、子どもたちを対象とした自然がテーマの写真撮影教室や、伊賀市職員と地元高校の先生・生徒とともに伊賀市西之沢におけるノハナショウブの保護活動に取り組んできました。また、過去には大台町における茶畑の再生プロジェクト等の農地を再生する取組にも参加しています。新入社員の中には農業を体験したことない都会出身の人も多く、農業を通して地域の方とつながりを持ってもらいたいという会社の姿勢があります。

西山地区には約500枚の棚田が広がっており、高齢化と担い手不足が深刻です。若手の担い手のほとんどが兼業農家で、定年延長等、社会情勢の変化で営農は二の次になっていることから、耕作放棄地が増加しつつあります。

このような状況の中、西山自治会は稲作への復元化、景観作物(菜の花、そば等)の作付け、さらに、西山棚田米のブランド化、棚田イラストマップを活用した散策観光客の受け入れ等の棚田保全活動に取り組んでいます。

これまで、農山村活性化に資する様々な活動に取り組んできた上野キヤノンマテリアル株式会社と西山地区の活性化に積極的に取り組む西山自治会が「三重のふるさと応援カンパニー推進事業」を活用し、「農山村活性化の取組に関する協定」を締結しました。

上野キヤノンマテリアル株式会社には西山地区出身の社員がおり、会社のCSR活動として、地区内のゴミ拾いをしたり、地域のイベントに参加したりと、地域の活性化に取り組まれています。これら組織における、今後の様々な協働活動は大いに期待されています。