三重のふるさと応援カンパニー推進事業

サトイモ(ヤツガシラ)栽培の次期作に向けた準備

海洋ゴム株式会社×NPO法人ふるさと企画舎

 令和5年11月に紀北町便ノ山にあるNPO法人ふるさと企画舎の圃場にて、次の作の種芋を確保するためにサトイモ(品種:ヤツガシラ)掘りをしました。ふるさと企画舎からは7名、海洋ゴム株式会社からは18人(ご家族および技能実習生のカンボジア人含む)が参加しました。

 今年は圃場にイノシシが侵入したため、一部区画では収穫できませんでしたが、ふるさと企画舎主導のもと、参加者一同で多くのサトイモを掘り出しました。参加者は熱心に取り組んでおり、特にカンボジア人の技能実習生達も楽しんで作業に取り組んでいました。

 年々、ヤツガシラの茎を塩と赤ジソでつけた地域特産「くき漬け」の生産が減少しているなか、ふるさと企画舎側も、非常に労力がかかる作業を手伝ってもらうことで非常に助かっているとのことです。

 作業後、種芋にできないような小さな芋を蒸かし、試食会で振る舞われました。「くき漬け」も振る舞われ、試食会は好評でした。技能実習生達は、あまり漬物を食べる習慣がないらしく、興味深そうに試食していました。

 今後も、ふるさと企画舎と海洋ゴム株式会社の担当者が中心となりヤツガシラの栽培を継続し、三重県も引き続き取組を支援していきます。